ゆうパック、上と現場の温度差
取扱量や取扱窓口が約2倍に増えた一方で、集配拠点はわずか
1カ所増の70カ所と抑え込まれ、1カ所当たりの荷物の取扱個数
が急増―
こんな状態で遅配が生じるであろうことは、シロートでもわかりますが。
郵便事業会社の東京都内の支店に勤める男性社員の話し↓。
ペリカン便と統合後のゆうパックの作業手順を書いた140ページに
わたるマニュアルを受け取ったのは統合直前の6月半ばだった。
こんな状態では現場が混乱することは、シロートでもわかりますが。
なぜ、お中元商戦の始まるこの時期に開始させたのか。
準備期間は十分だったのか。
現場の訓練はどのようになっていたのか。
郵便事業会社・鍋倉社長の記者会見映像を見たけれど、彼いわく
「遅配は一過性の問題だと思っていた」
「原因は現場の不慣れ、土日対応で解消できると思っていた」
「法人のお客様には状況を伝えたが、個人客には何もアナウンス
しなかった、ホームページに掲載すればよかった」
等々、危機感の全くない答弁。
統合プロジェクトを仕切っていた直接の担当者は、もちろん別にいた
のだろうが、この「他人事感」はなんだろう。
ゆうパックこける、なんてことになったら、
↓
客怒る
↓
宅配業者替えてやるっ!
↓
ヤマト、うはうは
になることだって、ちょっと想像力を働かせればわかるだろーに。
現場とトップの温度差がよーくわかる出来事でした…。