新入社員研修で自分も成長

4/6(水)から4/8(金)までの3日間、日本郵便の新人研修を行ってきた。

実は、新人研修って、初めての経験。これまでは、2009年に出版した
『教えずに部下を育てる技術』のせいもあって、部下を持つ上司向けの
ものがほとんどだったからだ。

しかもこれまでは、プログラムの構成から自分で作っていたから、
すでにテキストができている(他人が作った)モノを伝える、という
ことを「スムースに行えるか」という点でちょっとだけ不安もあった。

が、案ずるより生むが易し、とはまさにこのことか。
新人研修って、天職かも!(ちょっと大げさ)と思えるほど、自分が
楽しめたのだ。

何より嬉しかったのが、テキストには書かれていないけれど、コレは
伝えておかないと!と板書したり、事例として話したりしたことを
きっちり受け止めて、「先生のこの言葉がすごく印象に残った」とか
「あの例え話がすごくわかりやすかった」と言って貰えたこと。

中でも、このブログでもこの記事とかこの記事で書いているけれど、

「伝えたこと」と「伝わったこと」はイコールではない。
「伝わったこと」が「伝えたこと」になるんだ。
だから、自分が発したことが相手にどう伝わっているか常に意識すること

って話は、なんか感じるものがあったみたい。
言いっぱなしで、相手にどう伝わったか、なんてことは、学生時代は
あまり考えなくても済んでいただろうからね、きっと。

最終日の朝、人事部の研修担当の方が、「綿貫先生、彼らが最後に先生と
写真を撮りたいと言ってますんで、今日最後の授業が終わったら少し残って
もらえますか?」と。

「あらあら。カワイイこと言ってくれるじゃないの」なんて思いつつ
最後までしっかりプログラムをこなす。
終了後に担当の方が教室にいらして「じゃあ先生は真ん中に…」とか
言われてガタガタと机を動かしたり、並びを決めたり…なんてしてたら、
「先生、これ、クラスから…」と、コメントがびっしりの色紙を渡された。

1組308教室のみんな、ありがとう。
みんなのおかげで色々なことに気づいたよ。
研修の中身についてはここでは触れられないけれど、40人を相手に
一人で50分x8コマx3日をこなせたことは自信にもなった。
みんなからもらった色紙や、率直なフィードバックは私の宝です。
本当にありがとう。

色紙をもらったときに涙が出そうになったことは、みんなには内緒だ。

新入社員研修で自分も成長” に対して2件のコメントがあります。

  1. 小森康充 より:

    Unknown
    研修お疲れ様でした。若い方たちによい勉強になったことでしょう。また生徒さんからの色紙素敵でしたね。研修講師冥利につきますね。感謝!

  2. わた より:

    コメントありがとうございます
    平成元年生まれの人たちが世に出てきたのか、という驚きもありましたが、自分自身が本当に楽しめた、いい研修であったと自負しております!

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