得意技
何年か前、とても面白いセミナーを聞いた翌日、その内容を友人に伝えたときに、「よく昨日聞いてきた話を、そんなにわかりやすく、すぐに人に伝えられるね」って言われて以来、なんとなく「これって特技かも」とは思っていた。
人の話を聞いてまとめたり、他の人に伝えたりすることだ。
最近だと、ある講座を受講した時のノート。同じ講座を受けた仲間から、とても評判がよかった。
昔、役員が外人ばっかりの某企業で、トップの秘書をしていた頃、週に1度、英語で展開されるミーティングがあって、泣きながら(まさに泣きながら)議事録作成していたのが役に立ってるのかも(^^;
その時は、ICレコーダーに会議を録って、あとからその音声を聞きなおし、メモと付け合せて議事録をまとめていた。
今でも、長い会議のときなどは、必ず録音する。もちろん相手方の了承を取って。
録音するんだから、その場でメモ取らなくてもいいのに…と言われることもあるのだけれど、後で音声を聞き直してその音を文字に直すのと、現場でとったメモも利用して議事録作るのでは、臨場感が違う。
音声になっていない(言葉としてスピーカーが発していないこと)も、メモには書いてあるから。
だから、私はまず自分のメモのみで、ざーっとラフを作る。そのあとそれを見ながら、録音した音声を聞いて議事録に仕上げていく。その会議に参加した人はもちろん、参加していない人にも伝わるように。
パーソナルコーチングをするときも、同じようにセッションを録音する。クライアントの了解を取って。
そしてメモも取る。メモと音声をつき合わせて、「セッションカルテ」を作成し、クライアントに渡す。セッション中のクライアントの発言内容だけでなく、どんな様子だったか、答えやすそうにしていたか、答えづらそうだったか、声のトーンはどうだったか、などもフィードバックするのだ。このカルテも評判がいい♪
そんなこんなで、いまでも議事録を頼まれることがある。昨日も、ある会合での議事録作成の仕事をしてきた。13時から18時まで、15分程度の休憩が途中に入るだけの、やたら長い会合だ。
Rec&Playerというiphoneの録音アプリを使っているので、充電が気になったけど、大丈夫、全部録れていた。
昨日はお一人、危うくメモを取りそこないそうになるほど魅力的な話の仕方をする方がいた。柔らかい物腰、聞きやすい声、わかりやすい内容。企業研修などで、人の前に立って話すこともある身としては、とても参考になるプレゼンテーションを聞けた。
さ、まずはメモでラフを作ろう。