ペップトーク
火曜日の夜、某交流会にてはじめて“ペップトーク”(Pep talk)という
言葉を聞いた。
“pep”とは「活気、元気、活力、気力、エネルギー」といった意味があり
他動詞になると「~を元気づける、活気づかせる」という意味になる。
で、“pep talk”とは何かというと、起源はスポーツ選手を励ますために
監督や指導者が選手を競技に送り出す前に伝える「短い激励のメッセージ」
とのこと。
現在では「語学」と「心理学」の分析も進み、アメリカではセールスマンの
営業研修やIT技術者のモチベーションアップ研修にも取り入れられている
ものらしい。
パターンA:
「お前らはあれだけ沢山走ってきたんだ。相手に走り負けるわけがない。
さあ、戦って来い!走り負けるんじゃないぞ!」
パターンB:
「お前らはあれだけ沢山走ってきたんだ。相手よりも多く走ってきたぞ。
さあ、行って来い!走り勝ってこいよ!」
監督が選手を送り出すときに掛ける言葉として、適切なのはパターンB。
Aはね、負けるんだって。なぜなら「負ける」という言葉を2度も使って
選手の意識の中に、「負けたらどないしよ」を植えつけてしまうから。
これって、コーチングの研修などで伝えていることと一緒。
営業課長が、担当営業パーソンに声掛けするとき。
「今月あと1件契約取らないと、ノルマ達成しないぞ!現状どうなってる?」
と
「今月あと1件契約取れば、ノルマ達成だね!現状どうなってる?」
では、聞かれた方の心理状態はまるで違う。ノルマを達成しない自分を
イメージするのと、ノルマを達成した自分をイメージするのとでは、
次への行動のしやすさが全く違う。
「ピーマン食べないと、大きくなれないよ」
と
「ピーマン食べると、大きくなれるよ」
も、そう。子供はどっちの言葉を聞くと、ワクワクする―?
初めて聞いた言葉だったし、実演を見たのも初めてだったけど、
言葉の使い方次第で、受ける印象ってホントに違うんだな、と実感。
岡ちゃんは、カメ戦前にどんなpep talkをかましたのか知りたいわぁ~。
いいもん、知りました。ありがとうございます。
Pep talkについて、詳しくはこちらで。