オネエサンの手技に感動

多分社会人なら年に1度くらい経験しているであろう健康診断時の採血。

これに私は非常に難儀する。
血管が細いのか血量が少ないのか、とにかく必要量の血が採れないのだ。

まず大抵の場合、ひじの内側の静脈が見つからない。
次、見つかって針刺さっても血が出てこない。
最後「申し訳ありませんが、手の甲の静脈からで…」と言われる。

この3点セットで、いつも看護士さんとちょっとしたバトルがある。
だって手の甲だと痛いんだよ!だから「それだけは勘弁してください」
となって、結局何十分もかけて腕の静脈からなんとか絞りだすみたいにして
血を採られるのだ。

ところが。今日の看護士のオネエサンさんは違った。
「すいません、血、採りにくいんですけど…」と(なぜか謝りモードで)
言ったら、「はい、腕見せて。(左見せる)右も。(右見せる)」
両方の腕の静脈を出すべく、ぺちぺちやったあと、オネエサンは
つぶやいた。「うーん、やっぱり左だな」

ゴム管巻かれて、「はい、ちくっとしますよ」で、なんと1発OK!
いやいや、待て待て。針は刺さったかもしれんが、量が足りるとは…

「はい、じゃ抜きますよ、ここ、押さえてくださいね」
「!!」

オネエサンの手には、私の血がたっぷり入った試験官が握られていた。
「え?採れたんですか?」「はい、大丈夫でしたよ」
「ひゃー、ここ5年くらいで、1発OKだったの初めてです!!!」

オネエサンいわく、「体調や暑い・寒い、部屋の温度なんかも含め、
本当にその時に因るんですよ。すごく血管太い人でも、どーやっても
採れない、ってこともありますしね」と。

「でも相性もあるんですけどね」と言って最後は笑顔を見せてくれました。

オネエサン、ありがとう。私の採血の時は、いつもあなたでお願いします。

オネエサンの手技に感動” に対して2件のコメントがあります。

  1. makkiko より:

    Unknown
    遺伝的なものでしょうか?
    5/27に同じ体験をしました。笑
    血管出にくいんで、最悪手首でいいです。涙
    と私はいつもいいます。

  2. わた より:

    手首はイヤ~ッ!
    絶対ムリ!1度手首から取って泣かされて以来、
    どーしてもひじの内側の静脈がダメなときは「今日採血はもういいです」って言って帰ってくることにしてます。痛いのキライ。

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