「格」をあわせる

先日の政府専用機事故で亡くなったポーランドのカチンスキ大統領

18日に行われる国葬(ご冥福をお祈りいたします)では、各国首脳が
参列する。オバマ大統領も参列を表明していた。

ところが日本ときたら、江田五月参院議長を送り込むことにした。

ここのところ海外メディアで散々な言われようの総理大臣と、
外交・経済まるでダメの烙印を押されている副総理は
「国会出席等で忙しい」から列席しないのだそうだ。

普通、海外のこのクラスの方の葬儀には「首相経験者」を送るのが
通例らしい。日本の場合、これまで長く自民党政権だったわけだから
当然首相経験者も自民党になるだろう。なら麻生氏でも安倍氏でも
頼めばいいと思うのだが、「自民党に頼むわけにはいかない」だそうで。

「取引先の社長の葬儀に、課長代理を行かせるようなもん」

ってどこかのサイトに書かれてたけど、うまいたとえだと思う。

江田氏が人としてどうこう言ってるわけではない。

どういったクラスの方々が集まる場所となるのか、一国の大統領の
葬儀に、国の代表として列席すべきはどの「格」の人間なのか、
もう少し真剣に考えたほうがいいんじゃなかろーか。
民主党のメンツがどうこう言ってる場合でも、もちろんないわけで。

結局、アイスランドの火山噴火のせいで、日本⇔欧州便の多くが
欠航、現地空港も閉鎖となってしまい、江田氏の弔問は中止
なったようだ。

アイスランド火山をエクスキューズにできてよかったのでは
ないだろうか。江田氏を送り込んでたら、また海外メディアで
散々な言われようされてしまっただろうからね、日本のトップは。

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