ヘッドワークとフットワーク
先週行った2つの全く別のセミナーで、
奇しくも同じことを感じたことがあった。
1つは、「購買の原則」をテーマにしたもの。
人は、「必要なもの、欲しいもの、好きなもの」を買う。
「必要でなく、欲しくもなく、好きでもないもの」は買わない。
雨が降ってきた。傘がない。⇒必要だから500円のビニ傘を買う。
雨は降ってない。でもこの傘が欲しい⇒好きだから、高くても買う。
人に何かを売ろうを思ったら、その人が「必要としている」
最低ラインのところより、「欲しい・好き」のところを察知して
お伝えする方が、より高い収益を生む可能性がありますよ、
ということだ。
もう1つは「キャリアビジョンを描く」をテーマにしたもの。
目的を達成するには、「目的x目標x計画x実行=結果」
なので、どんなに素晴らしい目標や計画を掲げても、例えば
実行が「0」だったら、結果は「0」ですよ、ということ。
自社製品を売り込みたくて、お客さんのところに足繁く通う。
でもただ「通う」だけで、何も考えていない。
自社製品を売り込みたくて、どうやって売り込んだらいいか
とにかくいつも考えている。でも「考えている」だけで行動には
移していない。
ある目的を持ち、それを達成するためにの方法論を考え、
計画を立てた。計画は完璧だ。でも実行段階で躓いた。
結果は満足するものになっていない。
…これって、結局ヘッドワークとフットワークのバランスだと
思う。
頭で考えているだけでもダメだし、ただ闇雲に行動するだけ
でもダメ。
このバランスが取れてはじめて、結果を伴うものになっていく。
コーチングをしていると、「できない理由」ばっかり述べる
クライアントさんに当たることがある。
そして、「このクライアントさんをなんとかしてあげなければ!」
と思ってしまうことがある。
でもそうじゃなくて、頭で考えていることと行動することの
バランスの歪みを「ちょいちょい」といじってあげればいいんだな、
と、先週の2つのセミナーで改めて思い至った次第。
すでにインプットされていることだけれど、別ルートで改めて
インプットされると理解が深まる、っていうのを実感したお話でした。
マイケルボルダックのコーチング
マイケルボルダックのターゲット123という目標設定セミナーにクルーとして参加した…