そりゃしょうがないわ…

妹がロンドンで暮らしている。夫の仕事の都合だ。
彼は、趣味でトライアスロンをやっていて、日本にいるときも
随分いろんな大会に出ていた。趣味とはいえ、かなり本気の
トライアスリートなのだ。

その彼が、土曜にハイドパークで行われた大会で上腕を骨折!
その場で応急処置はしたが、肩までパンパンに晴れ上がった
彼は相当辛そうだったらしい。ネットでクリニックを探し、
月曜に予約を取り、妹ともども出向いたそうだ。

予約時間を過ぎても、診てくれる気配がない。
そのうち先生が診察室から出てきたが、
「今迎えにいきますからっ!」
携帯電話に叫んでクリニックを出て行ってしまった。

「えー、ドクターどこ行っちゃうのさ…」と妹のイライラがMAXに
達したとき、先生が連れて帰ってきた患者さんはなんと…

エリック・クラプトンだったそうだ。

「ギターの神様の腕だもん、そりゃ一般人が後回しにされても
しょうがないわ」

「クラプトンが来るくらいのクリニックだから、きっとホントに
いい医者に違いない」ということで、妹も、骨折した本人も納得。
クラプトンの次に診てもらったとのこと。
複雑骨折ではなく、きれいにポッキリ折れていて、心配ないよ、
と言われたらしいが、全治まで9ヶ月。自転車に乗れるまでには
3ヶ月かかるそうだ。

妹がロンドンで生活するようになって1年。ちょいちょい有名人を
見かけているそう。
ジェームス・ボンド役の俳優さんとか、有名な料理家とか。

9月末に、遅めの夏休みで10日ほどロンドン行ってきます。
会えるか、有名人。

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